精神を病む政治家達

 「大統領はペイに見合わない激務であるから、大統領になろうとは思わない」という意見のアメリカの子供が過半を越えたと報道されたのは、相当に昔のことである。日本の総理大臣も、難問や解決不能の問題が山積みの現状で、公表された収入しかないのであれば、とてもペイに見合わない職業のように思われる。安倍首相に続くお坊ちゃま達が4代に亘り職場放棄するように短命に終わったことは、食べる心配のない人々にはとてもやってられない職業であるということなのであろう。
 既に報道されたことであるが、尋常でない言動で復興担当大臣を辞任した松本龍氏は「気分障害で軽度の躁状態」と診断されている。世間が注目する復興担当大臣の重圧が病状を悪化させたのであろうが、菅総理の盲目とも言うべき任命判断の誤りは恐ろしいことである。
 菅総理ご本人にも「敵対性鬱病」ではないかとの疑いが持たれている。マスコミが連日流し続ける菅総理のネガティブ情報を、話半分として聞いても、この疑いは増幅するだけである。連立を組んでいる国民新党の亀井代表にも鬱病ではないかという観測がある。仮に、精神を病んだ政治家達が権力の座にいるとするなら、我々はどうすればよいのであろうか。似たような状況の国は他にもあるでは済まない。