2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

映画評論家への道

映画評論家になるには、1万本の映画を観ることが必要だと聞くが、私が観た本数は未だ3千本位だろうか。また、2本が加わったが、問題は同じくらいのペースで忘れ始めているように思われることである。①廣木隆一監督「ヴァイブレータ」 寺島しのぶがたくさん…

藪中三十二「国家の命運」

構えてしまうような題名の本ではあるが、仙台との往復で読めてしまう新書である。しかし、何様か解らない連中が売らんがために世の流れに迎合して書いた小遣い稼ぎの本ではなく、事務次官まで務めたプロ外交官の書かれた物であるから、それなりの敬意を持っ…

真山仁「ベイジン」

中国問題を考える材料にツンドクとなっていた真山仁「ベイジン」を読んだ。読み出したら止められない面白さであったが、無理やりエンディングに持ち込まれた欲求不満と残尿感が残っている。日本の技術で中国に巨大な原発を建設し、北京オリンピックの開会式…

尖閣ビデオの流失

流失した尖閣ビデオの内容は、海上保安庁の現状や艦艇の損傷状況から予想した線のものであった。主権在民で、国民の一人としての主権者である私としては見てみたいと思っていたし、公開すれば多分中国漁船の傍若無人の振る舞いが確認され、日本に有利な国際…

東京国際映画祭

10月23日から31日にかけて、六本木ヒルズを中心に第23回東京国際映画祭が開かれた。正確に言えば、映画コンテンツを中心とした見本市のようなTIFFCOM(第7回目),新規企画のビジネス開発市場のTPGが併設され、カンヌ映画祭を代表とする…

読むと損する本

読んで損したと思った本が2冊続いたので、私がAmazonに書いたレビューをご紹介したい。①山下真弥「ハーフはなぜ才能を発揮するのか」(PHP新書) (中身のいい加減さに愕然とした) アメリカ人とイギリス人のハーフである愚妻と、既に30代になった3人…