2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「強欲は死なず」

「金融ゲームの実態を活写したフランスのベストセラー」という呼び声で読んでしまったが、読んだことを悔やんでいるし、時間とカネを返して欲しい。本書はまともな金融のインサイダーが書いた本ではないインチキ金融本である。小説だからインチキということ…

フロスト×ニクソン

見損ないの映画を観るために、正月に借り溜めしたDVDのひとつが「フロスト×ニクソン」。 ウォーター・ゲイト事件時に、アメリカ留学中であったが、残念ながらフロストVSニクソンの対決は見損なった。家内を含めリベラルなアメリカ人に囲まれていたことも…

「サザエさんと株価の関係」

「サザエさんと株価の関係―行動ファイナンス入門」(吉野貴品、新潮新書)という本があります。ポイントを言えば、昭和44年から放映されている長寿アニメ「サザエさん」の視聴率で、景気が分かり、株価が分かるとしております。確かに、サザエさんの視聴率が…

岸田秀「唯幻論」

民主党新政権の対外政策の迷走は、岸田秀の「唯幻論」を思い出させてくれる。 岸田の考えは、体系的な思考というより思いつきと言った方がよいが、「日本は精神分裂病的である」「ペリーの来航を切っ掛けに、鎖国と言うナルチシズム的自閉症から、いきなり苦…

「空飛ぶタイヤ」

WOWOWの関係者から好評の連続ドラマであると聞かされて、正月にDVDを観ることにした。原作も同名であるが、命名が悪く、子供向けアニメかと思っていたが、三菱自動車リコール問題を下敷きにした極めて硬派の社会派ドラマと知って驚いた。 志を失いかけている…

「きみに読む物語(The Notebook)」

時間があれば、観ようと思って沢山借りてきた正月用DVDの1枚である。アメリカのベストセラー本の映画化作品で、日本でもヒットしたので、名前だけは覚えていた。 「私はどこにでもいる平凡な人生を送ってきた平凡な男だ」という最初のナレーションが身に…

達磨

正月には、近所の神社に来る臼井さんから達磨を買うことにしている。子供が海外留学生だった時代は、友達への土産に色とりどりの達磨をたくさん買って帰ったし、多国籍家族であったこともあり、年一回しか顔を会わせないのに名前も覚えてくれている。 今年は…