読書

 「金融恐慌本」読み比べ(1)

昨年の暮れから、最近目に付きだした「金融恐慌本」の大雑把な読み比べを始めている。このブログで既に書いているが、サブプライム・ローン問題のポイントは何も調べなくても長年の経験で分かる。しかし、私はサブプライム・ローン問題を過小評価してしまっ…

強欲資本主義

神谷秀樹「強欲資本主義 ウォール街の自爆」(文春新書)を一気に読み終わった。私の現状認識にこれほど近い内容の本も珍しい。このブログの「サブプライム・ローン問題」に関する記述を読み返していただくとお解かりいただける様に、私もウォール・ストリー…

推理小説

仕事や生きて行くには、いろいろ推理することが必要であり、本を買ってまで推理するのは疲れてしまうとの思い込みがあり、推理小説はあまり読んだことがない。 知人が、金融関係では宮部みゆきの「火車」と奥田英朗の「最悪」が面白いと言っていたので、読ん…

 「バカの壁」――超ベストセラー書の条件

「心頭滅却すれば、火もまた涼し」とばかりに、ツンドクになっていた在庫から、「バカの壁」を読むことにした。400万部を越えるお化けベストセラーだから面白くないはずはないし、面白さの理由を知ってみたかった。5年くらい前からの話題の書で、サラリ…