2009-01-01から1年間の記事一覧

打上!

ここ1ヶ月、あるプロジェクトに集中し、昨日やっと打ち上げました。新聞等の読み残しが山積みで、ブログも書けない日が続きました。 結果は、これからですが、最近半年、悪いことが続いているので、この辺でぜひ流れを変えたいものです。悪いことのスタート…

金融危機の本質

①アメリカの高名な金融工学の学者が、飛行機ではなく汽車で学会に来ました。 「またなんで?」「統計データを整理していて、最近はちょくちょく、爆弾をかかえたテロリストが機内にいるんだ、ということに気付いたんです」 学者仲間はなるほどと思った。ただ…

映画「いまを生きる」

必要があり、久しぶりにDVDを観ました。何度観ても、傑作は良いものです。 アメリカで行われた「起業を教える人のための講習会」に参加されたある教授から、「いまを生きる(Dead Poets Society)」が教材に使われたとの話を伺って、観ることにしたのが初…

おくりびと

米国アカデミー賞を受賞して以来、映画「おくりびと」が大変に話題になっており、今更のコメントが恥ずかしいくらいである。この映画は封切りになると直ぐに観に行った映画であり、年に何本かは封切りが待ち遠しい作品がある。現時点で言えば、「スラムドッ…

ゼミ生・リユニオン

この間まで教えていた宮城大学のゼミ生が3年間で50人弱おり、この時期に東京でリユニオンをしている。地元仙台はもとより、青森からも参加があり、今年は20名程度が集まった。 この連中が好きである。理由を考えてみると、次のようなことが思い浮かぶ。…

大澤さんと水野さん

金融恐慌本読み比べの一環として、大澤和人さんの「サブプライムの実相――詐欺と略奪のメカニズム」を読み始めた。大澤さんは、私が80年代の半ばに証券化商品開発を始めた時期に、外資系投資銀行で証券化業務をやっておられた日本人の草分けのひとりである…

「めがね」

「クロサギ」「少林少女」等々の観たことを後悔するような映画が続いたので、宅配DVDのサービスを中断することにした。観るべき映画をほとんど観たとは思っていないが、2年間にわたり優先して映画を観る生活をしてきたが、限界効用が逓減したと言うか飽…

「金融恐慌本」読み比べ(2)

竹森俊平「資本主義は嫌いですか」の面白い点は、バブルは経済成長に必要であると主張するティロールのような経済学者の紹介であった。彼らの主張は、動学的効率性の条件(その経済における投資収益率が成長率を上回る)が満たされない場合には、バブルが経…

 「金融恐慌本」読み比べ(1)

昨年の暮れから、最近目に付きだした「金融恐慌本」の大雑把な読み比べを始めている。このブログで既に書いているが、サブプライム・ローン問題のポイントは何も調べなくても長年の経験で分かる。しかし、私はサブプライム・ローン問題を過小評価してしまっ…

金融技術革命

金融ビジネスの論客で知られるY先生からいただいた年賀状に、「金融工学のパイオニアからご覧になると、今の金融動乱はどう眼に映るのですか?」との添え書きが付けられていた。確かに、ここ3年ほどはあまり金融技術に関して、雑誌論文のような形で発言し…

 「未だ」は「もう」なり、「もう」は「未だ」なり

11日からウィルス性胃腸炎に取り付かれて、2週間近く寝込んでしまった。風邪の一種だということであるが、これほど苦しい風邪は初めてで、最初の二日間はひたすら嘔吐し、次の五日間は点滴と運動飲料で生き延び、食べ始めると下痢が始まり、未だに続いて…

謹賀新年

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