経営

部下と学生

冬学期になり宮城大学まで週1回日帰りで通っている。ドアー・ツゥー・ドアーで3時間弱の通勤時間であるが、新幹線とバスの中で本が読めるので苦痛は感じない。仙台郊外の山の麓にあるので、緑に囲まれ、着くとホッとする。人にぶつからないように神経を使…

ドラッカーの勘違い

昨日に続きドラッカーを語りたい。彼の思索を考える場合、彼がヨーロッパ出身であることは非常に重要だと思う。日本経済新聞社の連載企画「私の履歴書」をまとめなおした「知の巨人ドラッカー自伝」にあるように、ドラッカーはウィーンに生れ、フロイトなど…

ドラッカー紅衛兵?

ある人が書かれた経営の本を読んでいる。特別に難しい日本語で書かれているわけではないが、実に難解である。著者を良く存じ上げており、いい加減なことを書いたり、言われたりする人物ではないだけに、理解出来ないのは当方の力不足だろうと考えるが、著者…

池田純一「ウェブ×ソーシアル×アメリカ」

知人に薦められ読むことにした。サブタイトルの「全球時代の構想力」にも惹かれたが、実際の内容は「Google,Apple,Facebook, Twitterはなぜアメリカで生まれたのか?」という帯の記述に近い。 博学な著者の記述と思考法に引き込まれて一気に読了した。望遠鏡…

「バトル オブ シリコンバレー」

近くのビデオ・レンタル・ショップがついに閉店になるので、久しぶりにTSUTAYAに足を運んだ。宅配ビデオそしてインターネット配信の時代が近づいてきたので、TSUTAYAですらいつまで店を張っているか解らなくなった。 営業努力なのだろうが、「…

イギリスの夏(4)

イギリスに滞在中に、銀行勤めをしていた頃の部下とその家族に久しぶりに再開した。彼は、ケンブリッジ大学の数学科を卒業し、新入社員として入社してきた。英国訛りの英語が印象的であったが、それ以上に強く印象に残っているのが、入社早々に「新聞紙はじ…

山梨日立建機 雨宮清社長

テレビ番組の長時間録画が可能になったので、見逃さないように必ず録画することにしている番組が幾つかある。村上龍の「カンブリオ宮殿」もその一つである。「毎日が日曜日」とまでは行かないが、「必要あれば連休可」という立場になったので、本物の連休の…

年金もらい忘れご用心

3月7日付けの日経新聞にタイトルの記事があり、年金依存度の高い生活になってきているので、読むことにした。 「厚生年金に20年以上加入した人の妻は、夫が定額年金をもらい始めると同時に、妻が65歳になるまで加給年金をもらえるが、夫が請求していな…

金融技術軽視への警鐘

先日、ある金融専門誌の編集担当と話していて確信させられたが、最近の日本に於ける金融技術軽視の傾向には大変懸念させられる。この編集者に言わせれば、金融技術の論点は出尽くしており、この半可通以下の編集者も含めて理解は既に行きわたっており、金融…

時流に乗る人、乗れぬ人

6月の学内外の勉強会で、時流に乗る人3人、時流に乗れぬ人4人のお話を伺った。勉強会の講師をやられる方々だから、世間では7人とも時流に乗られていると考えられているわけであるが、4人の方は、自分の実力が十分に評価されてないので、ご自身では、時…